アメリカ経済が心配な理由として低所得者の債務増加と米中貿易戦争があります。
低所得者の債務増加
「経済指標のほぼ全てが、米国経済の活況を示している。だが、雇用拡大と消費増大の勢いを伝えるニュースの裏側を探れば、この好調さが主として、低所得層による貯蓄取り崩しや、債務積み増しによって支えられていることが分かる。」
これが上記記事の最初の方です。
この記事を読んで私はアメリカ経済の先行きが不安になりました。
低所得者層といのはお金をあまりもっていません。
つまり借りたお金を返せないリスクが高いということです。
2008年の金融危機のときは低所得者層への貸出が増え、その返済が滞ったことによる危機でした。
もちろんつい最近起きた金融危機なので教訓を学び、貸出するときの審査をきっちりやっているといいのですがと思います。
日本のかぼちゃの馬車の事件も記憶に新しいです。
お金を貸すということは返ってこないリスクもあるため、慎重に検討するべきだとは思います。
もちろんお金を貸し出さないとお金が回らないということもあるので、そこは見極めが大事だと思います。
中国との貿易戦争
もう一つ気になるニュースは中国との貿易戦争です。
楽観論もあり、中国が折れることで決着がつくだろうという説もあります。
中国が米国にできる報復は限られており、中国が折れざる負えないというのが根拠です。
果たしてどうなるかわかりません。
ただ関税によって値上がりのニュースもあります。
しかしこれでもトランプ大統領の支持層は支持を取り下げないでしょう。
政策がどうというより、トランプ大統領への支持は感情的なものだからです。
アメリカの中間選挙ではトランプ大統領がぎりぎりで勝つと思っています。
ただこれもわかりません。もし民主党が勝てば、トランプ大統領はできることがかなり狭まるので、大変になると思います。
日本経済への影響
では日本経済へのインパクトはどのくらいでしょうか。
これは大きいと思います。アメリカと中国は日本の貿易相手としてはかなり大きい割合を占めています。
つまり、この2つの国が喧嘩して、経済が減速したら日本も当然負の影響を受けます。
まだアメリカは利上げの途中ですが、日本は金融緩和の真っ最中であり、打つ手がありません。
アメリカや中国になにかあったら日本経済へのダメージは大きいでしょう。
今私は現金を多めにもっています。
投資には慎重にならざる負えません。
もちろんリスクを取らないと利益を得ることはできません。
なるだけディフェンシブに投資して行こうと思います。