私はテクニカル分析を信用しません。
テクニカル分析は根拠があいまいなのと投資の世界観の育成に役に立たないからです。
根拠があいまい
テクニカル分析は過去のチャートの形をみて、投資の判断を行います。
過去はそうだったからと言って未来もそうなるかわかりません。
逆に一定数そう考える人がいることにより、そうなってしまうのかもしれません。
また過去の理屈はいくらでもつけることができます。
実際テクニカル分析の本をみてみると、自分に都合のいい例しか載っていません。
いくらでもそのパターンどおりにならなかったことはあるはずなのに忘れられてしまいます。
余談ですが、自分が買うと下がって、あわてて売ると上がるということがあり、何か陰謀めいたものを感じると時があります。取引をしていて、何回も買って上がったときもあるはずです。ただ記憶に残るのが失敗したトレードだということです。客観的データが重要になります。
もちろんテクニカル分析で勝てるときもあるのかもしれませんが、それは果たしてテクニカル分析が正しかったのか、たまたま運がよかったのかよく考える必要があります。
投資の世界観をつくるのに約に立たない。
私はファンダメンタルの分析を行っています。
株式投資の目的に経済の勉強や、世の中に関心を持つということも含まれているからです。
例えば今後の伸びる業界はどこか、社会はどこに向かっているのかを私は考えています。例えば下記のようなシナリオが考えられます。
・日本の人口減少で自動化が進む→ロボット、AIが儲かる
・今後異常気象で食料調達が重要になる→農業関連の業界が儲かる。
もちろんもっと深く考えなければいけません、自動化された先の社会でニーズとなるのはなんでしょうか。効率があがることによって余興の時間が増え、エンターテインメント業界が伸びていくかもしれません。例えばゲームやVRなどが考えられます。カジノ関連の法案も可決されました。
上記のように未来に思いをはせて投資します。これが面白いと思って投資しています。
もちろん儲かるとうれしいですが、それ以上に仮説が正しいことがうれしいです。
テクニカル分析はチャートの分析だけで、その背後にどうしてそうなるかということはあまり考えません。過去のパターンを基に判断します。
そのため仮に稼ぐことはできても将来関してあまり思いをはせないのです。
つまりは投資の世界観を作るのには役に立たないのです。