勘から科学へ

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ソロエコノミーの襲来について

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 先週、こんな記事を書かせていただきました。

 

www.tt501.work

 

ソロエコノミーの襲来という本を紹介させてもらいましたが、

この本についてもうすこし深堀をしたいと思います。

 

実はこの本でもソロというのは独身者だけを指す言葉ではありません。

この本での定義は下記になります。

 

生活価値観としての「自由・自立・自給」の3価値観を持つものをソロ男女と定義 

 

この本の中では私が興味深いとおもったのは以下の点です。

 

・日本は独身者の幸福度が世界的にも低い国である。

→結婚しないと幸せになれない?

 

・江戸時代の江戸はすごいソロ社会であった

→男女比の偏りがあったのは知っていました。なので蕎麦屋などの今でいうファーストフードが発達したのはしっていました。

 

他にもソロ男の分析に関しては個人的に心にぐさぐさくるものがありました。

 

ソロ男の典型的な自己矛盾行動例は次のとおりだ。

 

・誰かと遊びたがるくせに、一人になりたがる。

・結婚する気がないくせに、女性にモテたがる。

・他人を褒めないくせに、自分は褒められたがる。

・他人を気にせず自由に生きたいというくせに、他人の評価を気にする。

 

 

もうやめて・・・私のライフはもうゼロよという感じです。

かつての独身時代、いや今もこの自己矛盾行動には思い当たるところも・・・。

 

後はソロの人間をターゲットにしてマーケティングするか。

無敵のオカン理論を使えというそのマーケティング方法はなるほどと

納得させられました。

 

コミュニティーのかかわり方がどうなるかもテーマになっています。

色々なことを通じて接続するコミュニティーになると書かれています。

 

なかなか面白く、カフェで一気読みしてしまいました。

最初から引き込まれっぱなしでした。

 

変化はいつもゆっくりやってくる。

人間はそれほど敏感ではない。

昨日と今日、今日と明日の微妙な違いなどは感じ取れないものだ。

大きな災害や事件を別とすれば「世の中が一晩でガラッと一変する」なんてことは、実はあまり多くない。

まさに変化ゆっくり起きています。

 

週末行われたG20もそうですが、我々の日常生活には直接関係なく映るかもしれません。

 

しかし米中のパワーバランスなど微妙に変わっているものあります。

そこらへんにしっかり目を凝らすのが投資のコツかもしれません。

 

マーケティング担当者や社会の変化に興味がある人にはお勧めです。