90人ぐらいの会社から3000人の会社に転職しました。
90人ぐらいの会社にいたときは人数が毎年増え130人ぐらいになっていたのですが、
人数が増えることによって、問題がいろいろありました。
部署間での連携ができない。セクショナリズム。
経営陣と現場との距離の拡大。
それから起こる、現場の疲労。
新しい人が増えることによる、古株への業務の集中、俗人化などがおこっていました。
ベンチャー企業的な一体感が失われていったように感じました。
大きくなった企業はこういった課題をどのように解決しているのか。
大きくなったからにはなにか解決策があるのではないかと思って転職しました。
結論から言うと・・・まったく解決されていません。
いや新しい会社の方が悪いかもしれません。
人数が多いですし、拠点は全国に散らばっているので部署間の連携が取れていない。
経営陣と現場はとても距離がありますし、疲労している現場もあります。
俗人化している業務もたくさんあります。
でも会社の業績は絶好調です。
ビジネスモデルが優れているので、多少社内の業務の進め方がまずくても
お金が入ってくるので会社として回ってしまいます。
会社なんてどこも同じといわれることがありますが、
これは組織が抱える課題はどこの会社も同じという意味なのかもしれません。
転職で組織に対する不満が解消されるかと期待しましたが解消されませんでした。
転職時に自分が何を不満に思っていて、
転職でそれが本当に解決するのかよく考えないといけないと思います。
かつて読んだ「仕事は楽しいかね?」という本に「毎回違う、いやなことが起きるんじゃない。毎回同じいやなことが起きるんだ」というせりふがあったと記憶しています。
調べてみたら正確には下記のような表現でした。
人生とは、くだらないことが一つまた一つと続いていくのではない。一つのくだらないことが<何度も>繰り返されていくのだよ。
私はこれを最初に読んだときにすごく笑ってしまいました。
とても理解できたからです。
外部環境を変えることで組織の不満は解決しなかったので、自分の心の持ちようなのか
なんなのかはわかりませんが、別の方法で組織の不満とは向かいあっていかないといけないと思う今日このごろです。
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まとめ
・儲かってお金さえ入れば、内部での業務の進め方が多少まずくても企業は存続する。
・大企業が組織の問題を解決できているとは限らない。
・転職するときは転職で今の不満を本当に解決できるかよく考える。