出典 バフェットコード https://www.buffett-code.com/company/6071
IBJはもう過去に何回も記事にしている会社です。
いまさらですが、再度分析したいと思います。
売上げはきれいに右肩あがりです。
当期純利益も上がっています。
BSも現金預金がふんだんにあり、負債をカバーできるほどです。
ROA、営業利益率も10%と申し分ありません。
財務的には何の問題ありません。
PERが30倍なので株価は若干高いというところでしょうか。
他の記事にも書きましたが、婚活は市民権を得つつあります。
今の主戦場はマッチングアプリらしいですが、それでも根強い需要があります。
IBJがすばらしいと思うのが加盟店のビジネスです。
結婚相談所ではいかにいい出会いを提供するかにかかっています。
つまり、人がいないと紹介できる人もいないということです。
それが全国2000店の結婚相談所が同じデータベースを使っていたら、
紹介できる人数も増えて成婚率は上がると思います。
そうなるとさらに登録者が増えるプラスのスパイラルになります。
例えばライバルにパートナーエージェントがいますが、営業利益率では5%ぐらい、時価総額も38億円とIBJとは比較になりません。
さらに人数が多いことで色々なデータもたまり、分析をすることができます。
IBJで活動してうまくいった人たちの分析データが下記にあります。
https://staic.blob.ibjs.ibjapan.com/media/PDF/marriagedata2018.pdf
年齢と結婚しやすさの関連など、分析があり、なかなか面白いです。
好調な業界だと思いますが、まだまだいけると思います。
女性の4人に1人が経験とありますが、まだ25%です。そのうち40%ぐらいは経験者になるのではないでしょうか。
私の娘なんかも婚活で知り合って結婚する気がします。
株主優待ですが、500株以上でQUOカードが500円と結婚相談所の入会金3万円割引権がもらえます。前は婚活パーティーに一回ただ参加できたので改悪されたなという印象です。
ただQUOカードはありがたいです。
もちろんどこかで婚活業界の成長は鈍化はしてくるので、色々な事業をしていかないと思います。
そのため結婚後のライフデザインビジネスにも手を出しており、総合サービス会社になろうとしています。
まあ鈍化するのはまだまだだと思いますが、IBJに限らず、来年五輪移行の景気減速がリスクになるような気がします。