勘から科学へ

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IBJの分析 20191027

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出典 バフェットコード https://www.buffett-code.com/company/6071

 

IBJはもう過去に何回も記事にしている会社です。

 

www.tt501.work

 

www.tt501.work

 

いまさらですが、再度分析したいと思います。

 

売上げはきれいに右肩あがりです。

当期純利益も上がっています。

 

BSも現金預金がふんだんにあり、負債をカバーできるほどです。

 

ROA、営業利益率も10%と申し分ありません。

財務的には何の問題ありません。

 

PERが30倍なので株価は若干高いというところでしょうか。

 

他の記事にも書きましたが、婚活は市民権を得つつあります。

今の主戦場はマッチングアプリらしいですが、それでも根強い需要があります。

 

IBJがすばらしいと思うのが加盟店のビジネスです。

結婚相談所ではいかにいい出会いを提供するかにかかっています。

つまり、人がいないと紹介できる人もいないということです。

それが全国2000店の結婚相談所が同じデータベースを使っていたら、

紹介できる人数も増えて成婚率は上がると思います。

そうなるとさらに登録者が増えるプラスのスパイラルになります。

 

例えばライバルにパートナーエージェントがいますが、営業利益率では5%ぐらい、時価総額も38億円とIBJとは比較になりません。

 

さらに人数が多いことで色々なデータもたまり、分析をすることができます。

 

IBJで活動してうまくいった人たちの分析データが下記にあります。

https://staic.blob.ibjs.ibjapan.com/media/PDF/marriagedata2018.pdf

 

年齢と結婚しやすさの関連など、分析があり、なかなか面白いです。

 

好調な業界だと思いますが、まだまだいけると思います。

www.nikkei.com

 

女性の4人に1人が経験とありますが、まだ25%です。そのうち40%ぐらいは経験者になるのではないでしょうか。

私の娘なんかも婚活で知り合って結婚する気がします。

 

株主優待ですが、500株以上でQUOカードが500円と結婚相談所の入会金3万円割引権がもらえます。前は婚活パーティーに一回ただ参加できたので改悪されたなという印象です。

 

www.ibjapan.jp

ただQUOカードはありがたいです。

 

もちろんどこかで婚活業界の成長は鈍化はしてくるので、色々な事業をしていかないと思います。

そのため結婚後のライフデザインビジネスにも手を出しており、総合サービス会社になろうとしています。

 

まあ鈍化するのはまだまだだと思いますが、IBJに限らず、来年五輪移行の景気減速がリスクになるような気がします。