勘から科学へ

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東日本大震災から9年 振り返ることの大切さ

今日で東日本大震災から9年たちます。

 

時間が過ぎるのはあっという間ですね。

 

大震災は太平洋戦争と同じように歴史的な出来事です。

 

太平洋戦争と違うのは経験した人がたくさん生きているということです。

 

私はそのとき日本橋にいました。金曜日だったのを覚えています。

3時間以上かけて歩いて帰りました。

 

幸い、私の周りでは被害は大きくありませんでした。

しかし今日のテレビを見ると東北の被害の大きさを特集する番組ばかりでした。

 

あの日、何が起きたかを記録し、教訓を次に活かすのが大事だと思います。

 

歴史とは、現在と過去との間の尽きることを知らぬ対話なのであります。

E.H.カー(『歴史とは何か』岩波新書

 

過去に歴史とは何かを読んでこのフレーズはなんとなくかっこいいと思いましたが、

意味を理解できておりませんでした。

 

我々、震災を生き残ったものとして、

もっと被害を少なくする方法はあったのではないか、

次の大地震があったらどうすればいいのかなどあの東日本大震災と向き合っていかなければならないのではないでしょうか。

これが過去と対話することだと思います。

 

このコロナウィルス騒動もそうですが、収束したら、振り返りが必要だと思います。

政府の対応が本当に正しかったのかどうか。

今後はどんな対策が取れるのか。

 

何で読んだかは忘れましたが、

歴史とはフライトレコーダーであるという比喩を読んだことがあります。

 

フライトレコーダーは事故の原因究明のために飛行機のデータを記憶しておくものです。

 

フライトレコーダーのおかげで飛行機事故は減っています。

 

歴史を教材にしてよりよい社会を作りたいものです。

 

投資でも自分の取引を振り返ることで、得るものはあるのではないでしょうか。

 

ブラックボックス (航空) - Wikipedia

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