この記事のタイトルのごとく、
社会はそんなにすぐには変わらないのではないかと思っています。
アフターコロナはこんなに激変するという記事がネットでは出ています
私も社会は一気に変わると思っていました。
しかし、下記記事を読んで意見が変わりました。
しかし、ここであえて強調したいのは、一つの出来事によって歴史の大きな流れを一括りにとらえたい、という欲求についてである。この気持ちに抗うことはなかなか難しい。
【中略】
しかし、今世紀に至るまでの研究、さらには今世紀になって現れた新しい研究は、社会の変化はもっと長いスパンで理解しなければならないことを教えてくれる。
【中略】
社会の変化が14世紀を通して生じたとして、その中で大ペストが持つ意味は何か。それは、「問題の加速化」ということに尽きるだろう。13世紀に農村社会はすでに人口飽和に到達しており、社会は潜在的に構造転換を必要としていた。このことは、COVID-19の感染拡大によって人とのコンタクトを制限され、働き方、学び方について議論せざるを得ない状況に陥っている僕たちにとって、とても理解しやすいのではないかと思う。こうした諸問題はCOVID-19が蔓延して突然降って湧いたものではなく、私たちがこれまで見て見ぬ振りをしてきたものに過ぎない。
出典 上記記事
今でている問題ももともとあったものです。
東京への一極集中、
それに伴う通勤ラッシュは今に始まったわけではありません。
コロナ離婚といっても、
もともと問題を抱えていた夫婦がコロナで離婚しているにすぎないと思います。
効率の悪いはんこ文化も前から言われていました。
コロナでそういう問題が、加速化、顕在化されてきました。
それが今だと思います
これらの問題がすぐに解決できるわけではありません。
通勤ラッシュに関しては下記のロジックで解決するという主張があります。
コロナの後は、オフィスには週1ぐらいで出社して、
それ以降はテレワークする働き方が普及する。
通勤の頻度が減るため、地方の広い家に住む需要が増える。
ざっと要約するとこんな主張です。
私の前の記事でも書きましたが、私はテレワークの普及に懐疑的です。
社会が変わるのに20年、30年ぐらいはかかると思っています。
今の20代の人が、偉いポジションにつくぐらいの時代には
この主張のようなことはおきるかもしれません。
とりあえずは、ここ、2~3年は大きくは変わらないのではないでしょうか。
大概の企業は、嫌々行っていた、テレワークを捨てて、元に戻っていくでしょう。
テレワークした経験は残るので、
だんだんとオフィスのあり方などが見直されていくでしょうけどね。
今回のコロナは、問題の顕在化という意味で1972年の
オイルショックに似ている気がします。
オイルショックも日本のエネルギーのあり方に、疑問を投げかけ、
GNPの成長がマイナスになりました。
さらに大阪万博1970年のばら色の未来像から世相を暗く変えてしまいました。
1973年には最初のノストラダムスの予言に関する本がでており、1999年に人類滅亡するという予言が話題になり始めます。
今のコロナの影響および社会の対応は、未来の歴史家が評価すると思います。
こんな100年に一度の事件に我々は遭遇しているので、
この経験を楽しむぐらいの余裕で行きたいと思います。
社会は変わると思うのですが、
それは早くても数年のスパンでおきると思いますというお話でした。
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