勘から科学へ

勘で投資している投資家がより論理的投資ができるようになるためにつけているブログ。

日本でジョブ型雇用が主流になるのはまだ先である。

テレワークが浸透するにしたがって日本企業もジョブ型になる。

このような論調を見かけます。

 

新型コロナが人事を変える(1)~加速するジョブ型とキャリア自律~ | ヒューマンキャピタル Online

 

コロナが流れを加速させたことは間違いありません。

しかし前の記事でも書きましたが、社会はそんなに早くは変わりません。

日本でジョブ型雇用が主流になるのはまだ先だと思います。 

 

www.tt501.work

 

なぜなら社会の制度がそれを前提にしていないからです。

 

例えば日本の教育制度はジョブ型を前提にしていません。

 

海外ではキャリア教育が日本よりも充実しており、

何になりたいかを中学生ぐらいから考えさせます。

 

日本みたいに大学生になってから

あわてて自己分析とかやっているわけではありません。

 

中学のときから、自分が何になりたいか考え、専門学校なり、大学なりに通います。

 

しかし、日本では、就活時期まで、考える機会があまりありません。

 

そんなシステムの中でいきなりジョブ型と言っても難しいと思います。

 

業界によっては早めにジョブ型に移行するかもしれません。

例えばIT企業などです。富士通や日立ではジョブ型に移行を宣言しています。

 

・グローバル競争にさらされている、

・専門的人材が必要

 

こんな業種は早めにジョブ型に移行するともいます。

 

逆にメンバーシップ型なのは保護された産業か、政府だけになる予感がします。


長期的にはジョブ型になるのは避けられないと思います。

 

ジョブ型になると人材系の会社とか儲かるんじゃないかと思います。

なぜなら、そのジョブをやってもらえればいいわけで、誰でもいいわけです。

 

必要なときに必要な人材を供給する人材系の会社が

重要度をましていくのではと思います。

 

繰り返しになりますが、まだまだジョブ型は先になりそうです。

今のうちに人材系を買いあさっておけば、将来儲かるかもしれません。