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こちらの本を読み返しました。
感想を書きたいと思います。
たぶん発売当初に読んでいると思うのですが、
今読むとまた納得度が違います。
面白いなと思ったのが企業の見方についてです。
人の出入りこそが企業の先行指標という指摘は面白かったです。
元「○○」の個人の活躍が目立つようになったら、その出身母体の企業はピークアウトしてると考えてまず間違いない。
P.81
この指摘を面白く感じました。
例えば元リクルートの人が活躍するようになったらリクルートはピークアウトしているということですね。(別にリクルートがピークアウトしているということではなく、あくまで例です。)
このロジックとしては、活躍する人材が社内からいなくなるというのでピークアウトするということにつながるのだと思います。
株も人材が移動しているかどうかで判断すべきと作者は言っています。
そういう意味で行くと、今優秀な東大生はなにをするのかというと、
起業をするみたいなので、スタートアップ業界が熱いのかもしれません。
SAASなども今熱いテーマですね。
ただ今後、そういう業界の人が別の会社で活躍し始めたら、それはその業界の終わりかもしれません。
個人的に意外だと思ったアドバイスが下記になります。
「市場の評価」というリスクは会社に取らせ、自分は社内という狭い世界で評価されることを目指し、イニシアティブをとって会社の変化を主導する。
p88
よく市場に評価される人材になれと言われますが、これは面白いですね。
社内の評価ということですが、会社を市場で評価されるように変革できる人材はどこの会社でも求められると思います。
この本は戦略の重要性も書かれていますが、どちらかと人材としてどうあるべきが書かれています。
作者の瀧本 哲史さんは去年の8月に亡くなられました。
ただそのお考えは今でも通用するものだと思います。
ここで上げたのはこの本の一部なのでぜひ読んでいただきたいです。
他にも下記のような本もでており、
講義形式になっており、読みやすいかもしれません。