U-nextでこのドキュメンタリーを見ています。
とても面白いです。
厳しい自然と向き合う人々の暮らしがただ映されています。
狩りをして、動物を解体しているシーンも映されています。
私はちょっと生きていけるかどうかという環境です。
個人的に面白いと思うのは、みんな人が少ない場所で生活しているので、物々交換をしているということです。
実際スノーモービルのベルトが壊れたので譲ってもらおうとするシーンがあるのですが、ベルトを出す側は現金よりもトナカイの肉をくれと言います。
そして結局、肉と交換することになります。
現金よりも肉が良いという回答は衝撃でした。
他にも魚と油を交換するというシーンも出てきます。
もちろん毛皮を売りにいくなど、現金で取引をするシーンも存在します。
株をやってひたすらその価値を大きくすることを目指しています。
つまりひたすら現金を増やそうしている者としては現金がいらないというのは
驚きです。
そして、住人の一人が口にするのが、経済的な豊さはないけど、自由があり、別の豊かさがアラスカにはあるということです。
それは間違ないないと思います。
熊とか狼に襲われるリスクはありますが、登場するどの人も自由に暮らしていました。
自由に生きられるというのも一つの豊かさだと思います。
こんな本を最近読みました。
実はこのドキュメンタリーで登場する人物はみなこの本でいう異人なのかもしれないと思いました。
この本ではなぜいじめや引きこもりが発生するかを人類史的な立場から解説しています。
その中で定住化して共同体を作ることがいじめのきっかけになったと書かれています。
昔から里と山、共同体と異世界という区分があり、共同体になじめていない人を共同体から追放して、異世界に送り出すことをやってきました。山=異世界は異人が住む場所であって共同体はそことは距離を取って暮らしてきたということです。
今の社会ではサービス業などの第三次産業がメインになって社交が得意でない人は生きづらくなっています。逃げ場がなく、引きこもりという事象につながっているようです。
このアラスカのドキュメンタリーに出てくる人は人間社会につかれて
移った人が少なからずいます。
この異人の生活ってすごいあこがれるんですよね。
異人の生活を送るヒントというのが、身軽で暮らすということです。
なんかミニマリストと似ていますね。
自由気ままにいきることをあこがれながら明日もお仕事頑張らないと。