勘から科学へ

勘で投資している投資家がより論理的投資ができるようになるためにつけているブログ。

銀座ルノアールの分析

以前、こんな記事を書きました。

www.tt501.work

 

そんな中ルノアールがカンブリア宮殿で取り上げられていました。

www.tv-tokyo.co.jp

 

TVERで今見れますので気になる方はごらんになっていただければと思います。

開業時に絨毯に金を使いすぎて、椅子と机が不足したので苦し紛れにまばらにおいたらお客さんに受けたというエピソードが個人的にはすごい好きです。

色々なものは失敗から生まれています。ポストイットは強いのりを作ろうとして失敗したものを使っています。最初から狙ってうまくいくというのは、なかなか無いという良い例だと思います。

 

さてこの会社なのですが、バフェットコード(https://www.buffett-code.com/company/9853)によると財務状況はこんな感じです。

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 PLを見ると売上原価低い!販売管理費が高いですね。

やはり人件費がかかっているのでしょう。

そしてBSを見ると現金で全然借金を返せる安定性があります。

 

時価総額が約64億円、年間売り上げが約80億ある会社としては大分株価が安い気がします。

 

ただROAが1.4%と低いので確かに利益率は若干低いかもしれません。

PERも15倍、PBRも1.1倍というなんというか、株の関連指標的には何の面白みもない株です。

将来の利益が適切に織り込まれているという感じでしょうか。

 

株主優待も100株で1000円、500株で5000円のルノアール等で使える優待券がもらえます。優待もそこそこという感じでしょうか。

 

ただ実際の店舗は大好きです。あの長居できるスタイル。池袋に行くと大体満席です。

 

家と仕事場(または学校)ではない第三の場としてルノアールは機能していくのかもしれません。シェアオフィスが流行っていますが、ルノアールの方が安いので、フリーランスの方向けなのかもしれません。実際に番組でも紹介されていましたが、電源は使いたい放題です。他にも生け花教室がルノワールの中で行われていたりします。会議室を併設していたりするので、このシェアリングエコノミーが騒がれている中、お茶とか飲食物を売るというより、体験、スペースを売るという感じでしょうか。

第三の場所を売るという感じでルノワールは利益がでていくと思います。他にも番組でもありましたが、ルノアールがいいというリピーター客をつかんでいるのはでかいのではないでしょうか。

 

今後爆発的に成長するような株ではないと思いますが、優待目当てと、財務状況のよさから長期でホールドしていきたい株です。暴落でもそんなに株価は反応しないのではないのでしょうか。安心して持てる株です。