「仕事がそんなにすばらしいものなら金持ちが独占して、
貧乏人にやらせてくれるわけないだろう」
こんな感じの言葉を今読んでいる英語の本でみました。
なるほどと思ってしまいました。
実際、株の配当金というもの誰かがその分働いた利益です。
ある程度従業員にも還元されていると思いますが、なぜかまったくその利益を生み出すのに関係ない株主がお金をもらえるというのはとても資本主義らしいと
常々思っています。
wall street という1987年の映画があります。
メインキャラクターの大投資家のゴードン・ゲッコーはこんなことを言います。
I create nothing. I own.
私は何も作らない。私は所有する。
これと同じことをwolf of wall street という映画の証券ブローカーも言います。
本当に私はこのシーンが大好きです!!!
名言の宝庫です。
「株が上がるか、下がるか、ぐるぐる回るかわからない」
「(株は)まったくの幻だ」
「顧客を観覧車に乗せ続ける」
金融という言うものが信頼の上に成り立っているというか実物のないものであるということをよく表していると思います。
この映画も大好きなのでぜひ見て欲しいです。
エロいですし、下品なんですけど、主人公たちのバイタリティーは見習いたいなと思いました。とても面白い映画です。私の人生に多大な影響を与えました。
もちろんやっていることは違法行為なんで褒められたものではないのですが。。。
話が大分脱線してしまいましたので戻します。
仕事=尊いというのは仕事は修行であるという仏教的な発想な気がします。
キリスト教的には労働というのは知恵の実を食べてしまった原罪のため人類に背負わされた罰だから原則的には尊いという感情はないはずです。カトリック教会では金稼ぎは(建前上は)忌諱されてきました。
日本でも昔は労働は下賎の民がするもので貴族は遊んで暮らしていました。
実際、貴族は方角が悪いとかよくわからない理由で休んだりしていました。
働くことはそんなにすばらしいことなのかどうかは疑うべきだと思います。
もちろん働いて稼ぐことを否定するつもりはありません。
ただ無批判に労働を礼賛するのは危険な気がします。
サラリーマンをやっていると仕事は組織都合の仕事をやることになります
自分の人生にとって仕事との向き合い方を考えるべきなのではないでしょうか。
仕事は所詮人生の一部なので、自分の人生どう生きるか、その中で仕事はどんな位置づけなのかというが考える道筋ですかね。
大変お恥ずかしいのですが社会人になって10年たっているのに
未だ答えが出せていません。引き続き考えていきたいと思います。